KONONEKI
店主 松村 清美 氏

パンが大好きだった主婦が
総神社の裏の織屋建ての京町家を素敵にリノベし
ご主人のサポートを得て開店した
パンカフェ&セレクトショップのお店

KONOEKI とは

KONONEKIは、食パンを焼いてサンドイッチを作り、合わせてデザートの各種パフェを提供するカフェ。そして店内には、店主が好きな愛知県瀬戸の窯元から仕入れた食器類や作家さんの雑貨も販売している。2021年の1月にオープンした。

食パンにはこだわりがあり、前々日から仕込みを行い、提供する前日に食パンを焼いて、当日提供している。営業日のモーニングにはこだわりの食パンのトーストがいただける。そのため、水・木の定休日の他に金曜日は食パンの仕込みの都合でデザートと飲み物だけの営業としている。コーヒー豆はサーカスコーヒーの豆を使っている。お店を開くに際して、いろいろと珈琲のことを教えてもらった。サーカスコーヒーの豆を使っておられるお店は多いが、せっかくなら近くの美味しいコーヒー豆を使いたいと思った。

店の食器は、カフェをオープンする前から店主が好きだったマルミツという瀬戸焼の窯元の器である。それ以来のお付き合いで、今では、マルミツの食器をお店で販売している。シンプルで使い易そうな食器である。

その他に、店主の知り合いだった、アクセサリー作家や革製品の作家さんの作品が並んでいる。革製品はKONONEKI用に制作された女性向きのポーチや財布、キーホルダーなどである。さらにお客様として来店されたマルモザイコのモザイク作品や作品のポストカードが並んでいる。 さらに、パーカーとTシャツも並んでおり、これは、KONONEKIのオリジナルブランドである。娘さんがロゴもタグもデザインしている。「NEKIRISU」と「NEKITSUNE」というブランド名であり、お店の雰囲気と同様にシンプルで使いやすいデザインとなっている。

基本的にはご近所のお客様が多いが、インスタで発信したスイーツやサンドを目当てに遠方から来られるお客様も少なくない。フルーツパフェは人気商品であるが、桃がメインでイチジクやイチゴなどその旬の時にしか提供しないとのこと。そのため、夏、秋のシーズンにそれを目がけてこられるお客様も多い。

ご主人が上京のご出身で、ご主人の祖母がきれいな京都弁を話される方であった。ご主人の小さい頃から「うちのネキにおいで」「そこのネキにいったらあかんよ」といって普通に「ネキ(近くに)」という言葉を使っておられた。それで、このお店のネキに来てほしいという意味を込めて、ご主人が命名されたとのこと。

店舗との出会いとリノベーション

店主は、パンが好きで、趣味で作ってきた。いろいろと研究しながら作ってきていたのでパン作りには自信があった。

一方、ご主人はコーヒーが好きで、毎日家で珈琲を淹れているうちに、それならパン屋さんではなくカフェをしたいなと思うようになり、お店探しを始めた。静かな住宅街の中に小さなお店が点々とあるこのエリアが好きだったので、このエリアに限定してお店探しを始めて、フラットエージェンシーに紹介された。

店主は、このエリアに土地勘があったわけではないが、静かで隠れ家的なお店が好きだったので、そのイメージにも合うお店だった。お客様が来るかどうかという心配よりも、大通り沿いとか人が集まる場所ではなく、静かな場所でお店を持ちたいという気持ちが強かったので、良い立地だと思っている。時代的にも、インスタなどで探してきてくれるようになっていたので、集客に対する不安は特になかった。

最初見たときは老朽化が相当進んでいて、一瞬どうしようかと思ったが、やはり、少し中に入った隠れ家のような場所が好きだったし、一緒に見に行ってもらった知り合いの大工さんに、改修するといい感じになると後押しをしてもらい、大家さんにも好きに改修していいよと言っていただいたので借りることにした。大工さんがいろいろとアイデアを出してくれて、いい感じに仕上がった。壁に白漆喰を塗ってずいぶんと雰囲気が良くなった。

元々、織屋建てで、織機を置いていた土間は、天井が高く、梁や天窓はそのままにしていただき、そして、土間だったところは板張りの床として本当に気持ちの良い空間となっている。

店主のキャリア

元々、パンを食べることが大好きでいろいろなパン屋さんに行っていた。結婚して子どもができた頃にホームベーカリーが流行っていたこともあり、家で焼き立てのパンを食べてみたいと思うようになった。それで、ちょうどアルバイトを募集していた松ヶ崎のパン屋さんにアルバイトに行って、その店主にいろいろと教えてもらって家で練習をしていた。最初はうまく焼けなかったが、徐々に焼けるようになった。

それは10年程前のことで、お子さんも小さく、早朝、まだ、お子さんが起き出す前にアルバイトに行っていた。ご主人も自宅でのお仕事だったので、サポートをされていたとのこと。

その後、子どもさんも大きくなってきたので、外で働こうかと思っていたところ、ご主人の勧めで、パンを中心としたお店を持つことになる。今でもご主人はお店の裏方としてサポートを続けておられる。

そして、お店を出す前提で、北山のパン屋さんで1年くらいアルバイトをさせてもらって、いろいろ勉強をしながらお店を探した。

今後のお店の在り方

今後は、物販にもう少し力を入れたいと考えている。気軽に寄っていただき、おしゃべりも楽しんでいただけるお店であり、一人で来ても本を読んだり、仕事をしたりできるお店であり続けたいと思っておられる。

スターダストの姉妹店のギャラリーElberethが隣にでき、内装も町家の古さを生かしたシックな空間、KONONEKIは町家の趣を各所に残しているが、木を多用した明るく開放的で落ち着いた空間。

二つの個性が光る店が並んでいる町並みは魅力的である。

基本情報

■ KONONEKI

  • 住所   〒603-8207 京都市北区紫竹牛若町1-1-3
  • 交通   京都市営バス「紫野上野町」より徒歩3分
  • 定休日  水・木曜(最新情報はHPよりご確認ください)
  • 営業時間 9:30~18:00(金曜日は11:00~18:00)(最新情報はHPよりご確認ください)
  • URL  https://kononeki.info/