パンとお菓子の店

新大宮商店街の中、ライトグリーンの縁取りのドアー

同色の店主の顔が描かれたかわいらしい看板

思わず入ってみたくなる店構え

コハルビヨリ とは

コハルビヨリは、2021年の4月にオープンしたパンとお菓子を製造販売する店です。

店主は、大阪のご出身で、学校を卒業以来、京都のパン屋、コーヒー屋、ケーキ屋さんで修業し、パンもお菓子も作れる職人となる。そして、独立の時に国産小麦と自家製酵母を使ったパンとお菓子の店とする。

最初はコーヒー屋さんで働いていて、コーヒーに合うお菓子を作りたいという思いからこの道に入ることになる。

主にケーキ作りを学んでいて、パンは独学であるとのこと。けれども、独立するときにはパン作りが面白かったのでパンをメインにして、お菓子も作れますというコンセプトのお店にする。材料は、問屋さんから仕入れているが、できるだけ国産にこだわっている。

店内は、ギャッベと呼ばれるイランの遊牧民の草木染の織物をタペストリーのように飾ってあり、老若男女に受け入れられそうな落ち着いた内装である。山食パンもあるが、ライムギを使ったようなハードパンもあり、菓子パン風のものからサンドイッチ様のパンまでバラエティーに富んでいる。塩パンが売れ筋とのこと。4種類のドーナツはどれも美味しい。

店での販売以外にも各地のイベントに呼ばれて出店している。そのため、不定休としていて、ご来店のお客様にご迷惑をおかけすることもある。 店名のコハルビヨリは、お子さんのお名前である小春にちなんでつけられたとのこと。語呂も良かったので、気に入っているとのこと。

お店の立地

元々、京都の北のエリアでお店をやりたいと思っていた。それでお店を探していたら、たまたま居抜きの物件が商店街の中にあったので、この場所に決める。

パン屋さんが多いということも、競合するというより、それだけ地域の方々にパン屋が受け入れられていることだと前向きに捉えていた。

お客様の多くはパンを求めてこられる。いわゆる半径500メートルの客様が多いとのこと。

静かな地域で気に入っている。街中と違って観光客も少なく昔の京都というイメージである。

静かで落ち着いて商売ができる反面、高齢化しているので難しい面もある。少しずつお店も増えているが、まだ、ムーブメントが来ているという感じではないが、町中のようになることも望んでいるわけではない。

今後のお店の在り方

この場所で、このスタイルで続けられたら良いとのこと。

朝だけ、アルバイトに来てもらって品出しする以外は、一人で仕入れ、仕込み、焼き、販売と全てをこなすというスタイルである。日常使いのパン屋として地域に定着していけたら良い。

基本情報

■コハルビヨリ